CPC、CPM、CTR…webマーケティングでは「C」から始まる似たような名前の用語があります。
慣れないと覚えにくいと思いますが、それぞれの用語の意味を適切にグルーピングすることで少しは覚えやすくなるかもと思いまとめてみました。
CONTENTS
コンバージョン
CV(Conversion)
コンバージョンとはWebサイトにおける目標の達成のことを指します。
例えばECサイトであれば商品の購入、企業サイトであれば問い合わせなどサイトによってコンバージョンは異なります。
また一つのサイトであっても、問い合わせの他に資料ダウンロード、メルマガ登録など複数のコンバージョンポイントが存在する場合もあります。
CVR(Conversion Rate)
コンバージョンレート。
どのくらいの割合でコンバージョン(目標)を達成したかの指標です。
【計算方法】
CVR=(コンバージョンに至った人の数 ÷ サイト全体の訪問者数)×100
例えばECサイトで10000人の訪問者数に対して実際に購入まで至った人が100人だとしたらCVRは1%となります。
クリック率
CTR(Click Through Rate)
クリックスルー率。ざっくりクリック率の認識で良いかと思います。
要は広告が表示された回数に対してどのくらいの比率でクリックされたかという指標です。
【計算方法】
CTR=(クリック数÷表示回数)×100
例えば広告の表示回数1万回に対してクリックされた回数が200回だった場合、CTRは2%となります。
広告コスト
Cost Per ~で始まる広告のコストに関するグループ。
CPA(Cost Per Action / Cost Per Acquisition)
Cost Per Actionの方が個人的には覚えやすいです。
ちなみにAcquisitionはカタカナ読みだとアクィジションズ。取得という意味があります。
要はコンバージョンを獲得するのにかかった1件あたりのコストを表します。
【計算方法】
CPA=広告費用÷CV数
100件のコンバージョンを達成するために広告費用が10万円かかった場合、CPAは1,000円となります。
CPAが上がると、コンバージョンを獲得するための費用が嵩むことになるので、低い方が望ましいです。
ただし、CPAを下げることだけに注力した結果、流入自体が減少し利益自体が減ってしまっては本末転倒ですね。
CPC(Cost Per Click)
クリック課金型広告の効果をはかる評価指標で1クリックあたりのコストを表します。
【計算方法】
CPC=広告費用÷その広告で取得したクリック数
10万円の広告費をかけて1万クリックを達成した場合、CPCは10円となります。
例えば自社サイトへの誘導などを目的にする場合に重要な指標です。
ちなみに売り上げを目的にする場合はクリック数よりもコンバージョン数が重量な指標となります。
いくらクリックしてもらって、webサイトへ誘導したとしてもコンバージョンしなければ利益には繋がらないことが多いためです。
CPC広告は表示された回数に関係なく、クリックされた数に対して費用が発生します。
CPM(Cost Per Mille)
Web広告の掲載料金単位の一つで、表示1,000回あたりの料金を表します。
Milleとはラテン語で1,000という意味で日本語だと「インプレッション単価」と言った意味合いになります。
【計算方法】
CPM=広告費用÷表示回数×1000
CPM広告はCPC広告とは違い、広告のクリック数ではなく表示数で費用が発生します。
極端な話、1度もクリックされなくても広告が表示された段階で費用が発生します。
ディスプレイ広告や純広告などに採用されており、商品の認知など多くの人の目に触れることを目的とした場合に有効な手法です。
他にも色々な略語がありますが、今回ご紹介した基本用語をまずは覚えておけば代理店等の打ち合わせなどでも話がしやすいかと思います。