私のデザイナーとしてのキャリアは気づけば10年を越えました。
家具や雑貨をメインとしたプロダクトデザインからスタートし、今は主にwebデザインとエディトリアルデザインに軸足を置いてます。
上手くいかない時、もっとデザイナーとしてスキルアップしたいと思った時に今でも読み返すいくつかの本があるので今回はその一部をご紹介します。
CONTENTS
デザイン入門教室
デザインの基本4原則を始め、基本的なことが一冊に凝縮されています。
主にグラフィックデザインよりの内容ですが、幅広い内容ですぐにでも実務で使えるものが多いので読んでおいて損はないと思います。
デザイン関連の書籍はたくさんありますが、どれを最初に読めばいいか聞かれたらこの本をオススメします。
ノンデザイナーズ・デザインブック[第4版]
先ほどのデザイン入門教室と近い内容になっています。
海外の事例をベースにした内容なので、個人的にはいまいちピンと来ないと感じる部分はあります。
ただ、どのジャンルの本でも売れている本の本質的な内容はどれも似たりよったりなので、敢えて似たような本を読み、本質を掴むという意味ではオススメできるかと。
なるほどデザイン
事例が具体的でとてもわかりやすいです。
実際の仕事に近い内容が書かれており、デザインの引き出しを増やすには最適な書籍だと思います。
先ほどの2冊は参考書のような内容ですが、こちらの本はビジュアルメインで非常に読みやすいのが特徴だと思います。
けっきょく、よはく。
こちらもかなり具体的かつ読みやすい内容になっています。
デザインの要素として余白はかなり重要だと思いますが、ともすれば余白=高級感のように勘違いしたデザインをしてしまったり、余白に工夫を凝らしたつもりがクライアントからはスカスカだねぇって言われたり。
簡単なように見えて使いこなすのが余白。
この書籍を読んで実践することで、デザイン時の余白に対して説得力が上がるのではないでしょうか。
クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本
○×クイズのような内容で非常に読みやすいです。
とっかかりとしてはオススメできますが、ある程度のレベルの方だと物足りないと感じることがあるかもしれません。
センスは知識からはじまる
「くまモン」アートディレクションなどで話題の水野さんの書籍。
デザインの理論というよりはデザインに対する考え方に関する内容で「センス」の本質に迫る内容になっています。
デザインに対する基礎体力をあげるためにオススメしたい本です。
広告代理店の知り合いが若手に対してアイデアの出し方とかいいから、この本読んでまず最後まで走れる体力をまずつけて欲しいんだよね。と言っていたのが印象的でした。
アイデアを出すためにはまず「普通」を知る必要があり、その「普通」というモノサシを持つには基礎体力とも言える「知識」が必要。そんな風に私は解釈してます。
ウラからのぞけばオモテが見える
nendo / 佐藤オオキさんの書籍。
プロダクトデザインに携わる人や企画の人にオススメしたい内容です。
こちらの書籍もデザイン理論というよりも、デザインに対する考え方がとても勉強になる本です。
モノに対する考察方法など、視点の持ち方が面白いです。
いかがでしたでしょうか。
他にも影響を受けた書籍などたくさんあるのですが、追ってまた追記していこうと思います。